格安SIMが安い仕組み

回線をレンタルしているので通信設備費がかからない

格安スマホの回線は、ドコモやauのキャリアの回線を利用しています。それは回線をレンタルしているということです。それは直接、キャリアの回線を使用しているのではなく、MVNO会社ごとにサーバーを持っており、そちらを経由して回線を提供しています。

ですから、キャリアのサーバーを使用する必要がないので安く済ませることができます。

通話回線やデータ通信回線というのは3大キャリアしか持っていませんので、MVNOは3大キャリアの回線を借りています。大手通信キャリアでの回線を借りているため、通話品質、データ品質が落ちる心配はありません。

大手キャリアのようなサポートがない

MVNO会社は、ドコモやauなどの大手キャリアのようなサポートをすることはありません。

ドコモやauは、全国各地に店舗を構えて、お客様の対応をしますため、店舗の場所代や人件費など、莫大な費用がかかっており、それが通信料金という形で我々が支払う料金に乗ってきています。

それに対してMVNO会社は店舗を持っている提供会社少ないです。トラブルが起こっても、電話での応対で限定されます。そのため、MVNO会社
は、店舗に掛かるコストがないためユーザーに安く格安スマホを提供できます。

格安SIMは基本的にwebで申し込みを行い、その後のサポートはメールや電話でのみの対応となります。大手キャリアの様に全国に何千店舗も構えておりませんので、そういうコストが掛からない分として料金を下げることを可能にしています。

スマホの不具合が起きた時も、端末自体を格安SIM会社が販売しているもの購入した場合であれば対応してもらえるが、オークションや通販などで購入の場合は故障や修理の受付は一切行っておりません。

故障や修理を依頼する場合は、スマホメーカー等に問い合わせるか、スマホの修理店に持ち込む方法を取るしかない。

サポートは、基本的にSIMカードに関する内容のみで、通信や通話の不具合や料金プランに関することなどであれば問い合わせに応じてもらえます。

キャリアでは、どんなトラブル対応も応じてもらえる代わりに月額料金がその分高くなっています。このサポートを受けるために毎月3,000円以上多く払っている感じでしょう。

サポートを手厚く受けるのに大手キャリアに高く払うか、多少のことは自分で調べて解決してスマホ料金を安く抑えるの違いになってきます。

通信設備への投資・回収が必要ない

MVNO事業者は、自社で通信設備を持っていません。通信設備はキャリアから借り受けてインターネット接続サービスを展開しているため、アンテナを立てたり、基地局を整備したりといった通信設備の増強・メンテナンスなどのコストが0で済みます。

レンタル料だけの投資で済むので、コストを抑えることができているのです。

通信大手キャリアは自社で基地局を設置、ネットワークを維持管理しているため、その無線通信インフラのコストが利用料金に反映されているために高くなっています。

MVNOは通信大手キャリアのインフラを借り、それを利用者に細分化して提供しています。自前でインフラを持たない分コストが安く済むというわけで、「仮想」の移動体通信業者という名前もそのためです。

MVNOは設備投資や維持管理費、保守費用などが発生せずに浮いた分の費用を、契約しているユーザーに「格安」という料金還元する形で通信を提供できる仕組みとなっております

通話定額がない

キャリアで申し込むプランは通話定額プランとデータ契約プランの両方の料金を支払いますが、格安SIMは通話定額プランの申し込みは強制ではなく任意ですので、通話をつけてもつけなくても自由です。基本使用料には基本的には無料通話分が含まれていません。

格安スマホの通話料の相場は30秒あたり20円となっているので、毎月長時間通話をする人の場合は格安スマホに変えることによって、利用料金が高くなってしまう場合もあります。

その場合は、オプションとして通話定額制プランに加入しておけば、通話料を気にせず格安スマホで通話できます。

シンプルなプラン設定

MVNOは、大手キャリアにない強みを持つために、低価格で通信サービスを行っています。MVNOは通信回線を大手キャリアから安く大量に仕入れ、それを小分けに販売して利益を得ています。

利益を確保しながらも、魅力的な料金体系を提供するために、使える機能や容量を絞って、付帯サービスをシンプルにしています。そのために1GB以下の少ないデータ量で安い料金枠を作ったり、通話やメールサービスを標準化しないなどして低価格での提供を可能にしています。

競争の激化

最近ではMVNO業者が増える一方で、格安SIM業界はどんどん競争が激しくなっています。格安SIMがなかった時代は、3大キャリアで契約するしかなかったので、3大キャリアが独占状態でした。

3大キャリアは価格を下げずとも、提供するサービスで少しだけ差別化すれば簡単に集客することができていました。しかし、格安SIM業界では、あらゆるMVNO業者が乱立しているので、サービスだけの差別化で顧客掴んでいけません。

月々の料金を安くしないと魅力を感じてもらえませんので、必然的に価格競争が起きてくるわけです。